2019年2月17日
社長が知っておきたいコト
徐々に徐々に「茹でガエル」
昨日は
顧問先の飲食店にて
環境整備のミーティングでした。
環境整備の意味を
レクチャー
させていただいた後は
オーナーさん含む
社員全員で
何をやったらよいか
書き出して情報共有。
そして
いつまでやるかの
期日を決めました。
そんな中
オーナーさんから
ボソッと一言。
「わかっては
いたんですけどね〜。」
ではなぜ
やらなかったのか?
今回は
危機感と危機意識について
考えてみたいと思います。
危機感と危機意識は
似ていますが全然違います。
状況が
悪くなってから持つのが
危機感
良い状況の時から
将来を危ぶむことが
危機意識
危機感はいわゆる
火事場の馬鹿力
です。
バカ力を
発揮することで
状況を改善することはありますが
改善できない
可能性もあります。
反対に
危機意識を持つと
そうなる前に…。
つまり
状況が悪くなる前に
手を打つことができます。
危機感と危機意識は
区別する事が大事のようです。
危機感は感情であり
実際に
危機に陥れば
どのような人でも抱きます。
事実日本は、
黒船ショック
敗戦のショック
オイルショック
円高ショック
リーマンショックなど
数々の
大きな火事場を経験し
国民全体が
危機的な感情を抱きました。
まさにこれが
「危機感」です。
そして
この危機感が
国民の心を動かし
日本を発展させたのも事実です。
しかし
いざ危機を乗り越えると
いつしかその感情は
消えてしまいます。
そして
実際に危機的な
状況で考えていた内容は
実行される事もなく
忘れ去られてしまい
もとにもどってしまいます。
そして、再び
危機が来たときに
全くゼロから考え始め
同じ事を繰り返す。
となってしまいます。
一方で
危機意識は
人が意図的に
意識するもので
決して
危機的な状況ではない状況
むしろ
絶好調の時であっても
持つ事ができます。
そのため、
現状に甘んじることなく
常に高い目標の達成と
改善を繰り返す事が
できるというわけです。
つまり、
危機意識が出てくる人は
・自分なりの基準を持っている人。
・自分の達成したいものはここだ!と
ゴールに意識がある人
・いつも10年後を読む習慣のある人
などです。
危機感だけで動く人は
現状がヤバくならないと
動けません。
火事みたいな
大きなことが起これば
動けますが
徐々に徐々に
悪くなっていっている場合は
まさに
ゆでガエル
危機感は
状況に対して不安を感じ
そのような状態を
「いつまで
我慢すればいいか」と
考えるレベルです。
危機感であれ
危機意識であれ
緊張感こそが
人間に潜在している
様々な機能を覚醒させて
潜在能力を
引き出してくれるわけですが
外部的な要因で
抱く一時の感情の
危機感と
内部的な要因で
常に意識する
危機意識とは
時間がたつと
大きな違いになります。
危機感で
動いていると
・じっと我慢していれば
そのうち景気が戻ってくる!
・また元のいい時代がやってくる!
・何とかシノゲば何とかなる(笑)
みたいなことになり
あっという間に
立ち行かなくなってしまいます。
命を守る
危機感は
人間だれでも
本能的に持っています。
しかし
危機意識は
目標設定しないと
生まれてきません。
ゴールに集中し
何が何でも期限内に到達する!
決意と熱意と執念で
危機意識を更に燃やすことが
大事なことですね。
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