2020年1月15日
繁盛のタネ
憧れの乗り物で童心に帰る。
先日、
静岡県浜松市に行った時の
ことですが
新幹線での移動は
人生で2回目(笑)
童心に帰った気持ちと(笑)
新幹線からの
富士山を写真に収めたく
窓際席をゲットして
車窓からチャンスを伺う様子は
側から見たら
田舎モンが
超高層ビルをず〜っと
見上げているのと
同じだったのかと(笑)
で、
行きの新幹線では
雲隠れしていた富士山も
次の日は快晴!
無事に収めることができたので
心残りありません(笑)
でも、新幹線って
私みたいに
滅多に乗らない者にとっては
憧れだったんですよね。
なので
自分が乗った
ひかりも
撮り鉄のように
ちゃっかり収めましたよ(笑)
新幹線といえば
「しんかんくん うちにくる」
という
絵本があります。
絵本作家
のぶみさんが
書いた本です。
代表作
「ママがお化けになっちゃった」は
半年で36万部売れる超ヒット。
19歳でデビューし
23歳の時には
都内に一軒家を
キャッシュで
買うほど成功していました。
しかし、
その頃から
だんだんと
売れなくなっていき
出しても、出しても
売れない日々が続きます。
「ぼくとなべお」が
2万部売れるも
その後7年間、
必死になって
1日17時間ぐらい描き続けて
60冊出しても
鳴かず飛ばずの日々。
ストレスで
髪の毛がバンバン抜けたり
トイレの中では
一人よく泣いていた。
奥さんを喜ばせるために
描いていたのに
今、一番近い人すら
喜ばせていない・・・
悩みに悩みぬいたあげく、
当時2歳だった
息子の勘太郎君に
弱音を吐いてしまいます。
「ダメだー」
すると
勘太郎君は
「パパ何がダメなの?」
「パパの絵本
描いても描いても売れないんだ」
「誰か困ったの?」
この勘太郎君の言葉を聞いて
誰も困ってないな、
強いて言えば、
僕だけが困ってる
ということに気づきます。
思わず
「誰も困ってないよ!」
じゃあ、これであそぼ!
と言って
勘太郎君は
新幹線のおもちゃを
渡してきました。
この時、
勘太郎君が
口にした一言が
逆転劇のきっかけに。
その言葉とは
お家に遊びに来れば
いいのになー
そうか~
新幹線が
家に来たら面白いな!
どうせ
売れないんだったら
息子のために
描いてあげようと
思って描いたのが
「しんかんくん うちにくる」
そもそも
ただ好きな人を
振りむかせたくて
飛び込んだ絵本の世界。
いつしか
ヒットの自縛で
まわりが見えなくなっていた。
いつしか
一番大切なものを
見失っていた。
それは
大切な誰かのために
絵本を書こう。と。
70冊目の絵本
「しんかんくん うちにくる」は
20万部の
大ヒットシリーズに
成長しました。
このことで
のぶみさんは
ある事に気づきます。
売れなかった
7年間の間は
「自分が認められたい!」
とばかり思っていた。
でも、1冊目は
奥さんが
喜ぶように描いて
この作品は
うちの息子が
おもしろがるように描いた。
誰かのために描くと
愛みたいなやつが
入るんだなって。
愛が入っていないと
子どもたちは
やっぱり見てくれない。
この時以来
のぶみさんは
考え方を
キッパリ変えたそうです。
自分のためではなく
大切な誰かのために
子どもたちのために絵本を描く。
と。
ビジネスでも
自分のためではなく
大切な誰かのために
愛を持って
関わることですよね!
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