2021年12月15日

成功者のあれこれ

「金」よりも「銀」の方が心理状態は健全。

Vol.1189

2021年12月15日(水)号

 

 

漢字1文字で
今年の世相を表す

今年の漢字

 

 

選ばれましたね。

 

 

「金」がこれまでに

「今年の漢字」に

選ばれたのは
2016年、2012年、2000年。

 

いずれも
オリンピックが
開催された年でした。

 

 

特に今年の
東京オリンピックは

金メダルラッシュでしたね。

 


 

さて

オリンピックは
見ている私たちに
大きな感動を与えてくれますが

 

選手の方々は
どうでしょうか?

 

 

やはり
金メダルを取った選手は

文字通り、世界ナンバーワン!

 

世界で
一番の勝者なので
これ以上の喜びはない!
といった

感じだと思います。

 

 

では
銅メダル
どうでしょう?

 

この方々も
よく頑張りました。

 

世界一じゃなかったけど

トップ10%の
メダリストの仲間入りです。

 

 

さらに
銀メダル
どうでしょう?

 

世界で
二番になった人ですから
ものすごい人です。

 

しかし、

敗者でナンバーワン
ということです。

 

つまり、
負けた者の中で
一番だったということです。

 

銀メダリストは
最強の敗者ということです。

 

 

なので
一番悔しく感じるのが

銀メダリストの人たちです。

 

表彰式でも
あまり嬉しそうな顔を
してませんよね。

 

「あと、ちょっとで
 金メダルだったのに…」

 

「あの時、
 油断していなければ…」

など、

 

悔やんでも
悔やみきれません。

 

それが自然と
態度や表情に出ています。

 

 

当然ながら

銅メダルを
取った選手よりも

 

銀メダルを
取った選手の方が
優れているのですが

 

満足度はぜんぜん違います。

 

メダルの価値は
金>銀>銅ですが

 

満足度は
金>銅>>>>銀

です。

 

 

銀メダリストは

あとちょっとで
金メダルを取れたのに・・・

と言う考えで

頭がいっぱいなのに対して

 

銅メダリストは

メダルが取れた!
という考えで

頭がいっぱいです。

 

 

つまり

比べているものが
違うわけですね。

 

 

銀メダリストは
金メダルと比較するので

くそー!となり

 

銅メダリストは

メダルを取れなかった
その他大勢の人たちと
比較するので

 

満足度が高い

というわけです。

 

 

この心理状態は
モティベーションに
強い影響を及ぼします。

 

 

銀メダルの人は
満足度が低い分

「今度こそ!」
「次のオリンピックは!」と

気持ちが
切り替わるのが早く

練習に気が入りますが

 

 

 

金や銅の
メダルの人は
満足度が高いだけに

 

気持ちの切り替えが

うまくできず

 

次の目標が
なかなか定まらず

復活できなかった選手が
少なくないそうです。

 

 

 

人生やビジネスも同じですね!

 

 

満足してしまったら
お・し・ま・い

言いますか

とても危険です。

 

なので
「銀メダリスト」の
心理状態が

一番健全だと感じています。

 

 

常に高い
目標に挑戦し
満足感もありながら

超くそー!という

 

銀メダリストを
目指しましょう!

 

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