2018年12月23日
社長が知っておきたいコト
社長が社員に任せられない本当の理由。
昨日は北見市にて
コンサルティングでした。
今回の
クライアント様は
建築関係の社長。
札幌にも支店があり
北見と札幌を行ったり来たり。
どうも社員に
任せることができないようで
営業も顧客フォローも
すべて自分でやっているんですね。
今回のご依頼は
今の状態を
打破したいとのことで
1年間の
サポートをさせて
いただくことになりました。
過去のわたしも
社員に任せることが
できない場面がたくさんあったので
社長の
言っていることは
よくわかります。
しかし、
わたしの経験から
社員に任せられない原因は
社員にあるのではなく
社長自身にある
ということです。
その原因は
「信頼出来ない」
「任せられない」
という
恐れや不安にあります。
「任せられない」
というのは
任すに足りる実力に
達していない場合もありますが
信頼出来ないから
任せられない
という
場合が多いんですね。
では、
なぜ信頼出来ないのか、
ということですが
その原因のほとんどが
相手にあるのではなく
信頼できない自分に
あると
言われています。
実はすべて
自分の内面で
決めているということです。
あの人は信頼できない
と言うけど
正確に言うと
あの人を
信頼できない自分がいる
ということ。
相手ではなく
自分の
内面の現象なのです。
だから
任せられない。
そして、
それは多くの場合、
恐れから来ているのだと
わたしは考えています。
とは言っても
人間は簡単に
人を信頼できない
ようにつくられています。
簡単に信じていたら
敵に殺されて
生き残れなかったはずですから。
疑うから守れたことも
たくさんあったはずです。
そこで、
自分の内面で起きていることを
理解する必要があるわけです。
疑う気持ちがある。
期待に裏切られる
恐れもある。
そして
人の役に立ちたい
という望みもある。
自分を理解すると
他人も理解できる。
逆に、
自分への理解がなければ
他人の気持ちは分かりません。
悲しい思いをした人にしか
悲しんでいる人の気持ちは
分からないですよね。
社員だって恐れがある、
自分と同じように。
社員だって
サボりたい時だってある、
自分と同じように。
社員だって
相手に気付いて欲しくて
嫌な顔をすることだってある、
自分と同じように。
社員だって
お客様のお役に立ちたいと
思っている、
自分と同じように。
その気付きって
良い意味での諦め
だと思います。
それがあると
変な正義や期待が薄れるし
それ故に
自由になれるのだと思います。
任せることの本質は
外的環境の整備ではなく
社長自身を縛る
内的な要因だということです。
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