昨日お会いした
クライアントさまから
聞いたお話しです。

 

 

 

その方の
おじいちゃんは
地主で事業家でした。

 

そのため
お金もたくさん持っていて

 

お金に困った人が
相談に来られたら
貸してあげていたそうです。

 

 

 

などなど、

 

お金の無心にくる方々の
理由はさまざまですが

 

 

皆さん
共通しているのは

 

 

何とか
お金を貸してほしい。

 

 

 

 

他に頼めるところがない、と
畳に頭をこすりつけて
懇願している点です。

 

 

 

 

 

そもそも
おじいちゃんは
金貸し業をしているわけでは
ありませんし

 

 

お金は、

貸す側にも
心理的な負担や
ストレスがあるので

 

できれば
貸したくないのですが
親戚がそこまで言うなら…。

 

困っているんだから、
かわいそうだから、ということで

 

仕方なく
お金を貸します。

 

 

 

 

 

借りられた相手は、

 

「この御恩は
　一生忘れません」

「期限通り
　必ず返しますので」

などと言って
帰るのですが

 

 

 

 

いざ、
返済の期日が来ると

 

その通りにできず

いい訳がはじまります。

 

 

 

 

「うっかりして…」
などいい加減、ルーズな人

 

 

「なかなか
　仕事がうまくいかず…」
とか、

 

「病気をして…」

など、
恩情を求めるタイプ。

 

 

「自分は
　何をやってもダメ
　ろくでもない人間」

などと
開き直るタイプ。

 

 

 

 

ひどい人になると

 

「どうせ、
　先祖からもらった財産なのに…」

「悪いことして
　稼いだお金なんだから…」

など

 

 

おじいちゃんを罵倒して

 

「ろくでもない
　人間の金を踏み倒してやった」

みたいな
人もいたそうです。

 

 

 

 

 

そんな会話を

子どもの頃に
隣の部屋で聞いてきた
クライアントさんは、

 

お金は、恐ろしいですよ…

と一言ポツリ…。

 

 

 

 

ひどい人たちですね！

そんな人がいるんだ！
けしからん！

 

と思いましたが

 

 

 

その反面、

自分も
同じようなことを
してはいないだろうか？

と思い返しました。

 

 

 

 

 

実は

人間は、
一番感謝すべき
相手を恨む生き物

なのだそうです。

 

 

 

 

 

そういう
恐ろしいというか

 

汚い、恩を仇で
返すような性質が

 

誰にでも
あるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえば

 

就職難で
やっと入れてもらった
会社を何年か経ったら

ブラック企業と
言ってみたり…。

 

 

 

 

仕事のやり方が分からず
頭を下げて教えてもらった
師匠や先輩に対して

少し自分でも
出来るようになると
素直に言うことを聞かず
批判したり…。

 

 

 

まだ実力も実績もなく
信用がないときに

取引をしてくれた
会社や人に対して

儲からんからとか
めんどくさいからとかで

取引先を
変えようとしたり。

 

 

 

 

ろくな
給料も出せない時に

黙ってついてきてくれた
社員を軽視して

仕事が出来そうな
外部の人間を重視したり。

 

 

 

 

 

どこも
相手にしてくれず

何にもできない自分を
雇ってくれた社長に対し

少々仕事が
できるようになったら
待遇が悪いと
転職を考えていたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他人のことは
良く分かるのですが

 

自分は、
本当に感謝すべき相手に
きちんと感謝しているだろうか？

 

 

また、
感謝の気持ちを
ちゃんと伝えているだろうか？

 

もしかしたら
感謝すべき相手を
恨んでいるかもしれない。

 

と感じました。

 

 

 

 

 

 

 

私が
今の仕事を通して
実感しているのは

 

 

 

成果をあげられない人
伸び悩んでいる人は

 

一番、
感謝すべき人を
恨んでいる人で

 

 

 

成功されている方は

些細なことでも
恩を忘れず
感謝している人

だということです。

 

 

 

 

周りに対して
より深く感謝できる人

 

どんなに
昔のことでも
感謝を忘れない人が

 

より大きな成功を
するようになるのではないかと
思うのです。

 

 

 

今の
あなたがあるのは

誰のお陰？
何のおかげ？