2019年8月22日

繁盛のタネ

「寸退なし」という決意。

 

 

少しさがって
たくさん進むことを

「尺進寸退」といって

 

得ることが多く
失うことが少ない時に
使われます。

 

 

 

反対に、

得るところが少なく
失うところが多いことを

「寸進尺退」

いいます。

 

 

 

1寸(3.03センチ)しか
進んでいないのに

 

1尺(30.3センチ)も
退くことを

寸退尺進

 

 

 

反対に
1尺(30.3センチ)も
進んで

 

1寸(3.03センチ)しか
後退しない事を

尺進寸退

 

 

 

 

「尺進あって寸退なし」

座右の銘にされていた
名棋士がいらっしゃいました。

 

 

原田泰夫という方で
大正12年生まれ。

 

 

とにかく
攻め一本の姿勢で
将棋をさされていたそうです。

 

人生の道のりも
進み方はいろいろです。

 

 

同じペースで
順調に進んでいくということは
ありませんね。

 

 

多くの場合、
一進一退

 

前進も後退も
繰り返しながら
進んでいくものだと思います。

 

 

 

 

 

 

私自身、
尺進せずとも寸退なし

 

という言葉を
大切にしています。

 

 

 

 

調べてみましたが
どこにも見当たりません。

 

 

仲良くさせて頂いていた
経営者の先輩から
教わったものです。

 

 

出所は
定かではありませんが

 

 

立派な方が
「座右の銘」に
されていたとか…。

 

 

 

 

 

なんで
こういう話を
持ち出したかと言いますと

 

 

先日、
フルコミッションセールスを
されているある方が

 

2ヶ月ぶりに
契約がとれたという
報告を頂きました。

 

フルコミッションということは

 

売れなければ、収入ゼロ!

 

 

2ヵ月売れず
経済的にどん底状態。

 

「よく気持ちを立て直されましたね。」
「どういう気持ちだったんですか?」

と、聞きましたら

 

 

 

自分は、今まで
うまくいかないと
すぐにあきらめ
バイトをしていました。

 

でも、
もう前の自分には
戻りたくなかったんです。

 

あんな自分には、
絶対戻りたくない!

 

 

あんなみじめな生活は
もういやだ!

 

前にもどるぐらいなら、
野たれ死んでもいい!

と思った。

 

 

 

そう思ったら、
なんか
ひらきなおっちゃいまして

 

気持ちが、すぅーとして…

 

そしたら、
お客さまから
紹介したい人がいるので!

 

 

という連絡があって

お会いしたら
決まりました(驚)

 

 

おもしろいですね〜

 

 

 

 

この方の
「もう引く事はない!」
寸退なしという決意が

 

出会いを
引き寄せたのだと
私は思っています。

 

 

 

 

 

山の登り方は、
人それぞれだと思います。

 

瞬発力のある人は、
どんどん
「尺進」されるべきですし

 

コツコツタイプの方は
「寸進」の方がいいと思います。

 

 

 

しかし、

どちらにしても

 

「寸退なし」の考え方が

 

大切だと
私は感じています。

 

 

 

尺進できなくても、
一寸たりとて引くことなない。

 

もう元には戻らない。

 

という決意が
必要と感じます。

 

 

 

 

成功は、底上げです。

 

自信の底上げ、
実力の底上げ、
習慣の底上げが

 

結果の底上げに
つながります。

 

「寸退なし」の
心構えで底をあげを!

 

 

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