2020年4月6日
日々の気付き
終わりの見えないゴール。 脱・分解法。
新型コロナウィルスの勢いは
おさまるどころか
益々拡大している中、
私もそうですが
みなさんも今の生活は
コロナを中心に
回っているのでは
ないでしょうか。
いや、、
振り回されている
といったほうが
正しいのかもしれませんね。
わたしも
なるべく外出せずに
リモートワークに近い
生活になってますし…。
終わりが
見えているのならまだしも
まったく
先が見えない中での毎日は
心身ともに
きついものがあります。
先が見えない中で
気持ちをどう持続するか…。
私が以前に
それを知って、
なるほど〜、と
印象に残った話を
今回はひとつ
ご紹介したいと思います。
その話とは
万里の長城の建造方法に
ついてです。
私も以前より
国の各地から
労働者が集められて
作られたのは
知っていましたが
どのように
工事を
進めていったのかは
知りませんでした。
それによると
集められた
労働者たちは
約20名ずつの班に
分けられて
それぞれの班が
500メートルの
長さの城壁を作る
担当になります。
2つの班が
一緒に作業することになり
1000メートルの城壁を
両端から作っていって
中心で出会い
その工区は
完成となります。
そして次の工区に
進むわけですが…。
ここで、
ある工夫が
なされることになります。
それは
完成させた
城壁につながる
すぐ隣から
作業を始めるかと思いきや
実はそうではありません。
作業を終えた
2つの班は
完成させた工区から
遥か彼方の工区に
移動させられます。
そして、
前回同様に
1000メートルの城壁を
両端から工事を始め
また中心で出会って
担当工区の完成、
となるわけです。
その後また
この2つの班は
遥か遠くの工区を
担当することになり
当然、他の班も
同じ工程を踏みながら
工事を進めて
いくことになります。
これを、
延々と続けていき
最終的に
およそ
6000キロの
壮大な万里の長城を
作られたといいます。
なぜこんな方法を
生み出したと思いますか?
その理由は、
現場の作業員の
モチベーションを
低下させないためです。
考えてみると
万里の長城は
総延長6000キロも
あるので
工事を進めていく
作業員たちにとっては
永遠にも
感じられるほどの
長さだったと思います。
つまり、
終わりが見えないゴール
というわけです。
終りが見えなければ
この工事は
いつ終わるのか
果たして自分が
生きているうちに
完成するのか…。
まったく
目標を持てないまま
作業を続けなければなりません。
その場合、
作業員たちのやる気は
保てませんよね。
そこで
このような方法を
採用したのです。
500メートルごとに
達成感を味わわせる。
そしてまた
遠くの新たな地に
送ることによって
気持ちがリセットされて
やる気が出せる
というわけです。
今回のこのコロナ騒動も
話の中に出てきた
作業員たちにとっての
万里の長城のように
終りが見えない
ゴールのようなものです。
終わりの
見えないゴールを
追っていっても
体も心も疲弊するだけです。
そこで
遠く先を見るのではなく
日々の生活を
分解して見ていく。
たとえば
掃除や料理、
趣味や仕事など
どんな些細なものでも
構わないので
ひとつひとつ完成したら
達成感を味わう。
その小さな達成感を
積み重ねていくことが
この状況において
毎日生活していくための
エネルギーに
なってくれるはずですよ。
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