2020年12月3日
しつもん力
なかなか踏ん切りがつかない「恐れ」を取り除くためのしつもん。
先日、
クライアントさんとの
コーチングにて
「失敗はつきもの」
という
話題になりました。
何事にも
いきなり上手くいくことって
あまりないですよね。
それは、
百も承知のことでも
やっぱり
失敗に対する「恐れ」が
あります。
毎日どんどん失敗したいのです!
という人は
いないでしょう(笑)
誰でもできれば
避けたいもの。
それが失敗です。
たいていの人は
恐れに対して
否定的に反応してしまいます。
先日の
コーチングで
クライアントから
持ち込まれたテーマが
まさに
「恐れ」でした。
「複業に踏み出したいけれど
恐れがあって踏み出せない」
とのことでした。
こういったときの
失敗への恐れは
「何を怖がっているのかが曖昧」な
状態から生まれています。
なので
解決策としては
恐れを具体的に
していくことです。
そのために
おすすめなのは
以下の手順で
6つの質問に答えることです。
セッションでも
クライアントさんに
質問させていただきました。
以下が6つの質問です。
Q1:何を望んでいますか?
Q2:何が障害になっていますか?
Q3:障害にとり組むことを
避けているのはなぜですか?
Q4:障害にとり組んだとき
最悪の場合、どういう結末になりますか?
Q5:障害にとり組んだとき
ありえそうなのはどういう結果ですか?
Q6:障害にとり組んだとき
最高の場合だとどういう結末ですか?
6つの質問を
実践するとどうなるか。
クライアントの事例は
公開できないので
わたしの過去の体験として
「新たな複業に踏み出す恐れ」
に当てはめて
2通りの恐れを
考えてみました。
Q1:何を望んでいますか?
1つ目は
自分の目標を考えます。
・今のビジネス以外に複業に取り組みたい
・収入を複線化したい
Q2:何が障害になっていますか?
2つ目に
障害になっていることが
何なのか洗い出します。
・複業にとり組むと時間がなくなる
・収入を得るために
何をやればいいのかわからない
Q3:障害にとり組むことを
避けているのはなぜですか?
3つ目は
障害と感じる理由を
あきらかにしていきます。
・会社の仕事だけでも大変なので
複業でさらに時間をとられるのはつらい
・今の自分には
複業でビジネスをできるほど
スキルや人脈がない
Q4:障害にとり組んだとき
最悪の場合どういう結末になりますか?
4つ目は
最悪の状態を想定します。
・時間不足になって寝不足になり
すべてが中途半端になってしまう
・お金と時間をかけて複業にとり組んだのに
まったく収益が出ないどころか
むしろ大借金をしてマイナスになる
Q5:障害にとり組んだとき
ありえそうなのはどういう結果ですか?
5つ目は
現実的な結果を想像します。
・そもそもそんなに最初から
複業はうまくいくわけがないので
時間が足りなくなることもなくて
意外に準備できそう
・借金をするような
投資はしないつもりだから
大借金を追うことはなく
コツコツと積み重ねそう
Q6:障害にとり組んだとき
最高の場合だとどういう結末ですか?
最後の6つ目に
最高の未来を想像します。
・複業にとり組んだことで
今よりも習慣化が上手になって
もっとやりたい目標を達成できる
・経験とともに
スキルアップをして自分を磨き
収入は着実に
右肩上がりになっていく
以上のようになりました。
注目して
いただきたいのは
ステップ6です。
質問にとり組む前の
恐れの中には
すばらしい未来が
隠れていることに
気づきますよね。
ここがポイントです。
「恐れ」というのは
ただの感情です。
私たちがその感情に
色づけをしてしまい
そこに
マイナスの意識を
向けてしまっている
だけなんですね。
そこで、
6つのステップで
怖れをあきらかにして
その恐れの中にある
可能性に目を向けること。
この
6つの質問によって
あなたのに恐れを
すばらしい未来に
変えていきましょう!
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