2021年8月6日
習慣化のコツ
習慣のために「毎日やらなくてはいけない」という思い込み。
Vol.1058
昨日は
クライアントさんの
ところで
しつもんミーティングを開催。
参加してくださった
社員さんから
「何をやっても
3日坊主なんですよね…」
と言っていました。
「3日坊主」という言葉。
古来から
ずっと残っている
言葉だと思いますが
意味を辞書で
引いたことがなかったので
由来を調べてみました。
「3日坊主」の由来は
昔、僧侶を目指して
修行にきた人がいました。
しかし、
お寺の生活リズムや修行が
あまりに厳しいために
続けることができなくなりました。
そのような人たちが
3日目に
逃げ出したことが
由来になっている。
ということです。
(諸説あるようですが)
お寺で修行を
目指すような人でも
3日目には
あきらめてしまうという
エピソードが
意志や根性だけでは
なかなか
継続できないということを
物語っていますね。
たいていの人は
習慣のためには
「毎日やらなくてはいけない」
という
思い込みを
持っています。
私も以前までは
そのように思っていましたが
今は
必ずしも
「毎日やること」が
習慣ではないと思っています。
そういう意味では
「3日坊主」でもOK。
3日間は
できたわけなので
3日間は習慣に
できているのと同じですよね。
私たちの脳は、
新しい行動を
続けることが苦手です。
理由は、
本能はどこまでいっても
「安心・安全」を求めるからです。
平穏無事に
生きていくためには、
(当面は)新しい行動はとらずに
今までと
同じ行動を
とることのほうが大事。
なので
新しい行動を
排除しようとするわけです。
たとえ
3日間であっても
本能と向き合って
3連勝してきたことに
価値があると思うのです。
それよりも
問題にしたいのは
「3日坊主」で
続けられなかった
ことではなく
「3日坊主」に
なってしまった
自分を責めてしまうことです。
もしも
「3日坊主」の自分を
責めたくなったら
「いまはまだ習慣の途中なんだ」と
考えてみましょう。
実際に
いつでも
リスタートはできるし
再開できれば
失敗ではありません。
それよりも
「また3日坊主になってしまった」と
捉えたり
新しい行動に
トライする時に
「どうせ3日坊主になってしまうだろう」と
考えるクセが
ついてしまうことです。
たとえ
「3日坊主」でも
あなたは
3日間は
新しい行動に取りくんだ。
そして3日間、
続けられたとしましょう。
しかし、
イレギュラーなどで
ストップしてしまったとします。
そのときこそ、
また
「3日坊主」を
スタートする。
そして何度も
「3日坊主」を
くり返しましょう。
仮に
「3日坊主」を
毎週やったら
1年で52回の
「3日坊主」になります。
52回も
「3日坊主」をやれば
それでも
156日にもなります。
150回以上も
取り組むというのは
なかなか
すごいことだと思います。
ぜひ
「3日坊主」であきらめず
「3日坊主」から
スタートしていきましょう。
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