2022年7月9日

繁盛のタネ

理論よりも感情に重きを。

Vol.1395

2022年7月9日(土)号

 

 

 

 

前回、
開催したセミナーの中で

 

反響が大きかったのが

「マーケティング理論」を

学んでも

 

あんまり
意味が無いという話。

 

ちなみに

セミナーでは
毎回、同じように
話しています(笑)

 


 

 

この
「マーケティング理論」

 

経営者だと
ビジネス書をたくさん読んで
勉強した経験がある方も

 

多いのでは
ないかと思いますが

 

 

たくさんの書籍が出版されて

 

メジャーな学問として
知られているのに

 

成果につながりにくいのは
実はちゃんと理由があります。

 

 

 

 

それは、

マーケティング理論が

 

「人は合理的な行動を取る」

 

ということを
前提として作られているからです。

 

 

 

 

同じ商品が
違う価格で売られていたら、

 

人は安い方を買う。

 

 

価格が同じなら、

品質が悪いモノよりも
品質が良いモノを買う。

 

 

 

こういった
合理性を前提として
理論が構築されていますが

 

そもそも人間って
全く合理的じゃないんですよね。

 

 

 

 

たとえば

スーパーに行けば
100円で買える飲み物を

 

となりのコンビニで
150円で買ったことや

 

 

もっと
美味しいお店が
近くにあるのに

 

お店のオーナーと
仲が良いから
その店を利用したってこと

ありませんか?

 

 

 

 

このように

どっちが得かを
頭ではわかっていても

 

「面倒くさい…」とか

「お店のオーナーが好き(嫌い)…」など

 

 

こういった

「感情」という
フィルターを通ることで

 

 

合理的な行動を
取れないんですね。

 

 

この
「感情」を考慮せずに
経営戦略を立てるので

 

「他の店(会社)よりも
 価格が高い商品は売れないはず…」

 

「自分よりも技術の高い人が
 業界には多いから、
 高単価でサービス提供はできない…」

 

という
認識を持ってしまいます。

 

 

 

 

実際には

競合よりも
質の悪い商品を

高い価格で販売しても
売れるケースがあるので

 

 

考えるべきは

「感情の動き」です。

 

 

「どうして今、
 他所よりも高い商品を
 買ってしまったんだろう?」

 

「どうして今、
 他の店との比較をせずに
 買うことを決めたんだろう?」

など

 

 

合理的じゃない行動を
自分が取ってしまった時、

 

 

実はそこに
たくさんのヒントが
あるので

 

 

「理論」も大事ですが

「感情」に

 

重きを置いてみるといいですね。

 

 

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