2018年11月8日
繁盛のタネ
どんな担保よりもすごい裏づけ。
競争が激しく
生き残りが厳しい外食業界で
1軒のお好み焼き屋から
スタートし
45年で国内外66店舗
年商60億の企業に育て上げた
千房(ちぼう)の中井政嗣社長
現在大阪には
お好み焼き店が6,000軒あるが
その中で
企業としてやっているのは
わずか30軒、0.5%の厳しい世界。
中井社長の実家は
農家で兄妹は7人。
家が貧しかったので
中学を卒業してすぐに、
乾物屋へ丁稚奉公に出された。
その半年後に父親を亡くし
とにかく、
お店を持ちたい独立したい。
と自立を決意する。
兄に相談すると
お金をためなあかんな。
お金をためるコツは簡単や。
お金はな
収入の高い低いと違う。
お金は使わんかったらたまる。
月給が
3,000円のときだったので
そんなのは誰でも知っとる・・・。
そして兄は
と、つけたした。
金銭出納帳を
つけていたら1人前の
商売人になれるのか〜!
だったらと
素直につけ始めました。
10円拾った。
兄に金をもらう80円。
仕事のズボンの修理代70円
給料が入った3,000円
つめ切り1個50円
ジュース1杯10円
散髪1枚刈り70円
など
細かいことまですべて
丁稚奉公時代から
ずーっと続けた。
実は、この金銭出納帳は
千房を創業するときに
大きな武器となった。
1973年、
ミナミの千日前に
「千房」1号店を出すとき
初期費用で
3,500万円が必要だと言われ
貯金は80万円しかない。
6年間少額取引のあった
信用組合の理事長に
正直に相談すると
値引いてきなさい。
そうすれば担保なしで
3,000万円を貸してくれると。
えっ
担保なしで?
実は、
融資の相談があったあと
中井さんが出前に出ている時
理事長が店を訪れた。
その時、
奥さんが
金銭出納帳を見せた。
主人は
早く自立するためには
お金を貯めなければ、と
丁稚奉公時代から
お金の収支を
欠かさず記していました。
理事長はそれを見て
すごい裏づけだ!
と担保なしの融資を約束した。
中井社長は兄が言ったこと、
尊敬する人から教えて頂いたことを
忠実に実践された。
それは
誰でも
知っているような
ことばかりだった。
中井社長は
私の結果でも何でもない。
ただ私は、
誰かのアドバイスを
素直に守ってやっただけ。
やった結果
こうなったというだけです。
今の若い人たちに、
とアドバイスはするんですが
彼らは
ちょっとは努力するんですが
やっぱりやめてしまうんですね。
と語る。
うまくいくヒケツは
素直第一&正直第一
それが
信用第一に繋がるんですね。
継続は力也。
ちなみに
わたしがこうして
毎日発信しているブログも
記録として
残るモノなので
信用の積み重ねになると
信じて毎日やってます(笑)
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