2019年9月29日
オススメ
尊敬は好きの上。
戦後、
アメリカ軍の兵士が
日本の子供たちに
チョコレートを
与えていた時代
「ギブ・ミー・チョコレート!」
の頃の話です。
ある日
いつものように
アメリカ兵が
日本の子供たちに
チョコレートを配り
兵舎に引き上げていました。
すると
見知らぬ日本人女性が
訪ねてきて
「子供がチョコレートを
頂いたお礼です」
と言って
野菜を置いていきました。
これを知った
アメリカ兵たちは
「この国は
どえらい国になるぞ!」
と言って感服します。
その女性は
東北地方の農家の方で
とても貧しい。
しかし
当時の日本人には
たとえ貧しくとも
他人からの施しは受けない。
物をもらったら
必ずお礼をする
という
気概がありました。
戦争には負けたが
そういう屈辱は受けない
お返しをして
対等の関係を保つという
プライドを
その母親は
アメリカ兵たちに
見せたわけです。
物乞いをしてくる
子供たちに得意げになって
チョコレートをばら撒いて
いい気分に
なっていた
アメリカ兵たちは
その誇りと
高い気概に
驚いたという話です。
自分を好きになること
愛すること
大切にすることは
意識を変えれば
すぐにできることですが
尊敬するという
境地になるには
長い年月が
かかります。
尊敬は好きの上と
教えてくれた方がいますが
本当にその通りです。
何か一つのことを
長い間
コツコツ続けて
実績が伴って
初めて
自分で自分のこと
を尊敬することが
できるようになります。
自分を
尊敬できている人には
品格があります。
品格のある人というのは
物事を簡単に諦めない人です。
また、
自立している人です。
他人から
何かしてもらおうと
施しを受けることばかり
考えたり
他人や組織
政府の悪口ばかり言っていては
品格は生まれません。
「尊敬する心」は
モティベーションに
密接に関係しています。
恋愛や結婚で
男女が別れる時
根本を見ると
「相手が、嫌いになったから…」
ではなくて
「相手のことを
尊敬できなくなったから…」
という場合が
多いそうです。
会社もそうです。
社長や上司に対して
「この人は
くだらない人だったんだな…」
など、
尊敬できなくなると
やる気は
なくなります。
仕事も同じです。
扱っている商品や
サービスに対して
不満や不信が出て
尊敬できなくなると
途端に
売れなくなります。
ただ、
人間関係とか、ものだったら
会わなかったり
避けたり、
変えればいいのですが
自分自身だと
そうはいきません。
自分からは
一生はなれることも
逃げることも
出来ませんからね。
なので
自分で自分を
尊敬できる人間。
自尊心
これを
取り戻すしかありません。
・ひとつの仕事に
人生をかけて続ける。
・一人の人を
愛し続ける。
・一つものを
大切にし続ける。
こういうことが
これからの時代
見直されてくると感じます。
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