2020年1月29日

オススメ

「お客様のために」は売り手の都合。

 

お笑いコンクール
ビートたけし杯「お笑い日本一」で

 

”優勝者なし”

 

という結果に。

 

 

 

この大会は
たけし、高田文夫、ナイツの審査や

 

観客による投票で
優勝者が決定することに
なっていましたが

 

どのコンビも
そこまで観客を
笑わせていなかった。

 

という

 

審査員の意向で
今回の結果になったそうです。

 

 

 

このような結果になった
経緯について

 

たけしの説明では

ーーーーーーーーーー

お客さんには
いろんな種類がいて

 

ある程度やってる芸人は
その様子を見て
ネタを変えるんだけど

 

みんなは
この日のために
仕上げたネタを

 

客に関係なく
ぶつけてきちゃった。

 

結果的に
芸人たちが
客を意識していない状態が
最後まで続いた。

 

俺も演者の気持ちは
よくわかるから

 

芸人たちの焦りも
お客さんがどう思ってるかも
大体気付いちゃって(笑)

 

舞台裏で俺が
「なしだろ」って言ったら

 

ほかの審査員も
同じような
表情をしてたんだよね。

ーーーーーーーーーー

 

 

この文中で
一番気になったのが

 

お客さんには
いろんな種類がいる

 

ということです。

 

 

 

よく
お客様のために

と言う言葉を
聞きますが

 

 

 

これって
売り手の立場であって

 

そこには
過去の経験をもとに

 

お客様に対する
思い込みや
決めつけがあります。

 

 

 

 

 

これに対して
お客様の立場で

と考えるときは

 

 

売り手としての
立場や過去の経験を
否定しなければいけませんし

 

これまでの
仕事ややり方を
変えるところまで

 

踏み込んで
考え直さないといけません。

 

 

 

 

そして
「お客様のために」と

 

考える
もう一つの問題は

 

「お客様のために」と
言いながら

 

自分たちのできる範囲や

今ある
仕組みの範囲で考えて
行動しているにすぎない
ケースが多いということです。

 

 

 

 

つまり

 

どこか
売り手の都合
優先されていることが
あるんですね。

 

 

 

 

 

一方で
お客様の立場で
考える時は

 

自分たちの
不都合なことでも
実行しなければなりません。

 

 

既存の仕組みを
前提にするのではなく

 

顧客ニーズを
すべての出発点
にして

 

お客様の
都合に合わせて

 

「絶対的によいこと」を

追求しようとする。

 

 

 

これが
「お客様の立場」に
立った思考です。

 

 

 

 

 

たとえば

今でこそコンビニで
淹れたてのコーヒーを
飲めるようになりましたが

 

以前までは

出勤前にやっている
カフェはないし

 

自動販売機の
缶コーヒーだと
なんだか物足りない。

 

24時間やっている
コンビニで

 

淹れたてのコーヒーを
手軽に買えればいいのに、

 

という

「お客様の立場」に
立った思考で

 

生まれたモノです。

 

 

 

 

 

 

たけしの言う

お客さんには
いろんな種類がいる

 

と言うのも

 

観客として来ている
お客様一人一人を見ながら

 

 

笑いのネタを
変えることが

「お客様の立場」に

 

立っての
思考なんですね。

 

 

 

 

最後に、

たけしが言っていた

 

我々は芸人だから
お金を取って芸を見せる。
お客が笑わないのは
その価値がない。

という言葉は

 

 

お笑いに限らず
どんな商売でも同じですね。

 

今一度、
肝に銘じたいと思いますm(__)m

 

 

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