2022年6月17日
繁盛のタネ
行動の前に「なぜなぜ分析」
Vol.1373
2022年6月17日(金)号
昨日は
エステサロンの
オーナーさんとの
個別セッション。
スタッフさんの
接客レベルを
もっと高めたいという
お考えだったので
その手法についての
アドバイスが
欲しいとのことでした。
ただ、
ちょっと
待ってくださいよ、と。
そもそも、
どうして
接客レベルを
上げたいんですか?と
質問するところから
スタートさせて頂くことに。
まあ、
接客のレベルは
高い方が良いと思いますが
その目的が
今ひとつわからなかったんですね。
当たり前のことですが
経営には常に
何らかの目的があって
その目的を
達成する手段として
何かに取り組むワケです。
たとえば
「リピーターを増やしたい」
という
目的があって
それを
達成する方法が
複数ある中から
「接客レベルを上げる」
という手段を
選んだとしたら理解できます。
でも、
ハッキリした
目的が無い状態で
なんとなく
接客のレベルを上げよう!と
スタートしてしまうと
何をもって
レベルが上がったと
判断していいのか
わからないんですね。
もっと言うと
「リピーターを増やしたい」
という
目的にしても
さらにその奥には
「売上を上げたい」
という
より大きな
目的があるはず。
であれば、
単価を上げたり
客数を増やしたりと
売上を上げる方法が
たくさんある中で
リピーターを増やす道を
選んだ理由は何なのか?
こうやって
どんどん
奥へ奥へと
掘り下げていくと
「なぜ売上を上げたいの?」
「どんな会社を作りたいの?」
「そもそもどうして独立したの?」
と、
自分の
一番深い部分にある
「本当の目的」に
辿りつくことができるはずです。
そこが
明確になった時に初めて
一つ一つの
取り組みの足並みが
そろってきます。
そうでなければ
その都度、
思い付きで行動することに
なってしまうので
「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
と
掘り下げてみてくださいね。
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