2018年11月1日

繁盛のタネ

「元気ないです」正直な自虐ネタで大逆転!

 

北海道地震でヒマ過ぎです。

 

2018年9月6日に発生した
胆振東部地震の影響で

 

約1万泊のキャンセル
あったという
十勝川温泉
わたしのいる帯広のとなり町。
十勝川温泉観光協会公式サイト

 

 

 

旅館組合と観光協会が

元気ないです十勝川温泉

というキャッチコピーを
掲げたポスターが

 

自虐とはいえ
ユーモアたっぷりなんですね。

 

音更町十勝川温泉観光協会公式facebookページ

 

写真付きで
紹介されているのは

 

 

仕込みの時間なのに

新メニューの
開発に夢中になって
試食がぜんぜん止まらない料理人。

 

 

 

お部屋空いてるんで

英会話の勉強を始め
バランスボールで
美容体操に励む美人スタッフ。

 

 

見回りついでに

入浴し、美肌になるか
実証中の男性スタッフ。

 

 

 

 

登場しているのは
すべて実際に
ホテルで働く従業員

 

 

 

 

 

 

ヒマ過ぎちゃって
サービス向上

という
サブ・キャッチも
実際にヒマだったことから
生まれたキーワードだったそうです。

 

ポスターは9月中旬に
旅館組合と観光協会などの
関係者が集まった際のアイデアから。

 

北海道全体では
元気です北海道
キャンペーンをやっていたが

 

元気とは
とても言えない気分だったし

 

同じことをやっても
埋没するだけ。

 

それならば逆に
苦境をユーモアで伝え
クスっと笑ってもらおうと
動き出したという。

 

違う目線から
生まれた今回のポスターは
ビジネスにおいてもヒントになります。

 

 

 

 

 

 

 

ポイントは3つ

 

 

1つ目
RPのセオリーで考えれば

 

地震の影響はなく
これまで通りの
おもてなしができます。
私たちは元気です。

みたいな感じですが

これだと
ほかとやっていることは
同じなので
情報が埋没してしまう

というコト。

 

 

 

 

2つ目
実際に元気とは
いえない状況だったので
苦境であることを正直に伝え

来てください!
とストレートにお願いするコト。

 

 

 

 

 

3つ目
逆境にめげずそれを逆手にとって
自虐的な表現にしたコト。

 

 

 

 

自虐的なPRは
苦し紛れの思いつき
だったかもしれませんが

 

ほかと違うことを
するという大きな勇気が

 

これまで知らなかった人が
十勝川温泉の存在を認知するようになって

 

現在では
予約が戻りつつあるといいます。

 

自分たちの
置かれた立場を正直に語り
率直にお願いしたことが
お客さまの心を捉えたようですね。

 

 

 

 

ちなみに
自虐ネタといえば

わたしも
自分のオデコの広さを
よくPRしますが
決してハゲてませんから(笑)

 

 

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