2018年11月11日

繁盛のタネ

リピーターを増やす心の庭。

 

ある家主が
自分の家の板塀をつくろうとして

 

材料はこちら持ち。
1万円の手間賃だけで
こしらえてもらいたい。

広告を出した。

 

しかし、
この条件では誰もこない。

 

ようやく
1人の男がやってきて
やりましょうといってきた。

 

家主が
粗削り
 ざっとでいい!
 1万円しか出さないから」

 

 

というと、この男は

「わかりました」

と承知して
仕事に取り掛かった。

 

家主が仕事からもどると
板塀ちゃんと出来上がっていた。

 

 

粗削りではなく
実に丁寧に削ってあった。

 

家主は、この男が
「こんなに丁寧に
したんだからもう5,000円くれ」

 

というに違いないと
思ったので先手を打った。

 

「念の入れ過ぎだなあ。
こんなに丁寧にしてくれとは
頼まなかったはずだが。」

 

「丁寧にしては悪かったですか?」

 

「別に悪いわけじゃないが
いくら念を入れてくれても
約束通り1万円しかお金は払わないよ。」

 

「はい、結構です。」

 

「こんなに手間を
かけて損ではないか?」

 

損といえば
  損かもしれませんが
  自分の心は
  損したくありませんからね」

 

「???」

「賃金が安いからといって
  いい加減な仕事をすると
  賃金を損した上に
私の性根まで損しますので。」

 

これを聞いた家主は、
その後、家を建て直すとき
この男に頼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

———-
京セラの創業者
稲盛和夫氏の言葉
「人間の心は庭のようなもの」
を思い出した。

もし、あなたが庭に
美しい草花の種を
蒔(ま)かなかったなら

 

そこには
やがて雑草の種が
無数に舞い落ち
雑草のみが生い茂ることになります。

 

すぐれた園芸家は
庭を耕し、雑草を取り除き、
美しい草花の種を蒔き、
それを育(はぐく)みつづけます。

 

もし素晴らしい
人生を生きたいのなら

 

自分の心の庭を
掘り起こし
そこから不純な思いを一掃し

 

そのあとに
清らかな正しい思いを植えつけ
それを育み続けなくてはなりません

 

 

 

心は庭と同じ。
なるほど、よく分かります。

 

先ほどの大工さんは
心の手入れを怠らなかった。

 

自分の
心の庭はどうだろう

雑草だらけだ😱

 

日々、
草取りをして
植木の手入れをしてあげよう!

 

 

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