2020年2月14日
繁盛のタネ
わかっちゃいるけれど止められない。
締めラーメン
わかっちゃいるけれど
止められない。
先日、
倫理法人会の仲間と
3次会まで飲んだ後に
とある一人から
締めラーメン行こうよ!
と誘われました。
一瞬、
「行こう!行こう!」
ってなりそうでしたが
次の日が
モーニングセミナー
ということもあり
なんとか
思いとどまることが
できましたが
それが
なかったら
完璧に行ってましたね(笑)
締めラーメンのように
私達は
わかっちゃいるけれど
止められない
行動を頻繁に
起こしてしまいます。
タバコや深酒、
人によっては
ギャンブルも
その対象かもしれません。
やっていない人から
「止めたほうがよいよ」と
注意されると
その場では
「そうだよね」と
言いながら
「でも、これは
俺の趣味だから」
「これを止めた後の
楽しみって他にないし…」と
心の中で
自分を正当化するものです(汗)
このように
理性では
「止めたほうがよい」と
わかっていても
感情面で
「止められない」
欲望を持つ
人間の
矛盾した心理は
認知的不協和と
呼ばれていて
よほどの
転機が訪れたり
失敗をしない限り
この状態から
脱出することができません。
さて、
この認知的不協和な状態は
人にとって
不快なものです。
ダメだと
わかっているのに
やってしまうことは
ストレスを
与えるからです。
この状態を
脱するためには
自分の意思で
キッパリとやめるか
認知的不協和を
緩和する必要があります。
でも
自分の意志で
「わかっちゃいるけれど
止められない」
ことを、
きっぱりと止めるのは
至難の業。
そんな簡単な
もんじゃないですよね。
これを
逆手にとったヒット商品
ヒートスティック型タバコ
アイコスは
その代表例です。
タバコを
止めたほうがいい理由の
副流煙や
ニオイを出さずに
有害物質も
90%以上カットすることで
喫煙者の
認知的不協和を緩和する
商品です。
また、
コンビニで
栄養ドリンクの棚を
広げているのは
ゼリア新薬の
ヘパリーゼ
シリーズです。
ヘパリーゼは
肝臓加水分解物製剤の
「プロヘパール」を
協調することで
アルコールを
飲みすぎると
肝臓が悪くなる
という
アルコールを飲む
害悪に対する
認知的不協和を
緩和するアプローチで
ヒットしてます。
「今日は飲むな」と
予感した時に
コンビニで
普通のヘパリーゼでは無く
ヘパリーゼHIや錠剤を
選んだ経験ありませんか?
私はあります(笑)
なぜこのような
行動を取るかというと
「成分が濃い
ヘパリーゼを事前に飲めば
悪酔いする可能性が少なくなる」と
自分を正当化する
心理が働くからです。
同じように
認知的不協和を緩和する
アプローチの
視点を持つと
既存の
商品やサービスついて
違った販促方法が
見えてくるかもしれませんね。
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