2021年7月27日
コーチング
一人でできなくても二人ならできる偉業。
Vol.1048
東京オリンピックの柔道。
金メダルに輝いた
阿部一二三選手と妹の詩選手。
男女の兄妹による
メダル獲得という
日本選手初の快挙は
幼いころから
互いに刺激を受けて
高め合ってきたからこそ
成し遂げられた。
小学生まで
指導していた
高田幸博さんのコメントに
「一二三がやるんやったら詩もやる」と
追いかけていたそうで
一二三が兄でなければ
今の詩はない
とのこと。
兄の一二三選手も
「妹が先に決まり
絶対負けられないという気持ちで
やってきた。
背中を押してもらった」
と言っていたので
まさに
二人三脚で勝ち取った
金メダルではないでしょうか。
そのようなことを
考えてみると
Macで有名な
Appleのスタートは
スティーブ・ジョブズ氏と
スティーブ・ウォズニアック氏の
2人です。
Googleの創業者も
ラリー・ペイジ氏と
セルゲイ・ブリン氏で
2人。
飛行機を
つくったとされる
ライト兄弟もいますよね。
このように、
偉業を成しとげた人たちは
2人という環境を
活かしていたわけです。
なぜ、
ひとりでは
できないことが
2人だとできるのか。
このパワーを感じるのは
私にとっては
コーチングです。
コーチと
クライアントという関係は
まさに
最小の環境だと
思うんですよね。
信頼関係という
環境をつくることで
前進する力が
湧いてくるからです。
たとえば、
あなたが
クライアントだと
しましょう。
今のあなたの実力では
難しいような
高い目標があるとします。
これまでの延長線上では
厳しいと思うような
レベルの目標です。
でも、
コーチが
クライアントの
達成を信じる。
そして
「絶対にできる」と信じて
応援するわけです。
すると、
クライアントも
自分を信じられるようになります。
その相乗効果で、
当初は難しいと感じていた目標を
クリアできるんですね。
そのようにして
ペアで取り組むために
とても有効な行動が
(1)実行する
(2)記録する
(3)報告する
という
3つのステップを
くり返すことです。
たとえば
ストレッチを
習慣にした場合、
最初は
うまくいきますが
当然、イレギュラーがやってきます。
ここが分岐点です。
ひとりだと、
イレギュラーが
続いてできなくなると
ストレッチが急に
面倒に感じてしまいます。
でも、
2人だと踏ん張れます。
報告する
仕組みがあるので
「再開」を
しようと
思えるんですよね。
特に親しい人との約束は
破りたくないものです。
また、
「やり直せば大丈夫!」
というような
フィードバックがあれば
人はまた動き出せます。
なので
「報告する」という
アクションは
パワフルなんですよね。
そのような環境をつくり
(1)実行する
(2)記録する
(3)報告する
という
サイクルを
毎日まわしていき
そのプロセスを2人で共有する。
このような
環境が整ったとき
ダイエットでも学習でも
うまく続くように
なっていきます。
私自身も
絶賛、リバウンド中ですが(笑)
トレーナーがいるおかげで
なんとか
踏ん張れてます。
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