2021年10月23日
社長が知っておきたいコト
言い訳と信頼の公式。
Vol.1136
2021年10月23日(土)号
仕事をする上で
知っておかなければならない
公式があります。
それは
言い訳と信頼の公式
です。
今日はそんなお話です。
カンタンな公式ですが
「言い訳が多い人は、信頼されない」
ということです。
信頼されない人には
仕事はまわってこないので
厳しい言い方をすれば、
用無しになって
しまうわけです。
では、そもそも
信頼とは
何でしょうか?
これを
説明するときに
いつもわたしが
引き合いに出すのが
信用です。
信用と信頼は
同じような言葉に聞こえますが
似て非なるもの。
まず、
信用とは
過去に対するもの。
あの人は、
こんな実績がある
あんな成果を出した、
という、過去のものです。
一方の信頼とは、
未来に期待できるもの。
あの人は
こんな実績がある、
あんな成果を出した、
という
信用やその人の
印象をもとに
未来に期待するものです。
なので、
信用があっても
信頼が無い人もいますし
信用がなくても、
何かキラリと光るものを
持っていて
信頼することもあります。
たとえば
新しい仕事を
信用のある
AさんとBさんに
お願いしたとしましょう。
Aさんは、こう答えます。
絶対に無理です。
なぜなら、
今忙しいい
やったことがないし
これだけの
工数がかかりそうだし
できないと思います。
と。
一方の
Bさんは
こう答えました。
わかりました。
一旦工数をはじいてみますね。
課題があれば
相談させてください。
さて、あなたなら
どちらに仕事をお願いしますか?
二人とも
信用はあります。
しかし、
その言動を考えると
きっと
Bさんにお願いしますよね。
その言動から
「その仕事を任せても大丈夫」
という信頼が
生まれたからです。
Aさんは
完璧に仕事をこなす
意気込みがあって
いいのかもしれませんが、
できない理由も
一生懸命説明して
何も進んでいません。
Bさんは、
頼まれた時点では
できるか
できないか
わからないからこそ
一度整理して、
課題を洗い出すという作業で
一歩ずつ前に進めてくれます。
こうして
Aさんには
新しい仕事を
お願いする機会は少なくなり
Bさんには
仕事が集まって
その積み重ねは
1年後に
大きな差になっているのは
容易に想像できます。
「言い訳」が多いと
「信頼」は無くなります。
信頼がなくなれば
人から未来への期待を
されなくなります。
期待をされないと
仕事が回って
こなくなるかもしれません。
言い訳って
怖いですね。
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