2018年12月29日

コミュニケーション術

褒めるよりも社員が育つ表現あります。

 

クライアント様の中に
社員を褒められない
という相談がありました。

 

褒めたほうが
いいのはわかっているけど…。

 

 

 

 

そこで、

どんな言葉が
社員を元気にするのか。

 

または
どんな言葉が
社員の自発性を高めるのか。

 

そんな事を
考えたいと思います。

 

 

 

 

 

言葉は言霊
言いますが

 

社長の言葉は
社員に大きな影響を与えます。

 

良い影響も
悪い影響もです。

 

いつも
つまらない事ばかり言っていると
社員はつまらない仕事ばかり
するようになります。

 

社長が愚痴を言っていると
みんな愚痴るようになる。

 

まさに社員は
社長の鏡だと思います。

 

 

わたしは
褒め言葉にも注意が必要
だと考えています。

 

褒めるという行為は

 

通常は
立場が上の人から下の人に
するものですよね。

 

 

だから、褒めると
上下関係を強化してしまう
危険性があるのです。

 

「よくやった!」
「偉い!」
「良い出来だ!」

 

 

これ、
上の者から下の者に
言うと
違和感はないけど

 

 

逆だったら
どうでしょうか。

 

あなたが部下から

 

「よくやりましたね〜」
「偉いですよ〜」
「良い出来ですね〜」

 

って言われたら

 

 

 

 

 

 

ムカつきますよね(笑)

 

 

 

 

これが

 

「社長、
 ありがとうございます!」
「嬉しいです!」
「すごいと思います!」

 

だったら
違和感ありませんよね。

 

 

立場に関係なく
使える言葉

 

それが
心から出た言葉です。

 

数多くある言葉の中で
最も人に受け入れてもらえる
と思います。

 

頭で考えた言葉ではなく
気持ちから出た言葉

 

 

 

たとえば

「すごい!」
「ありがとう!」
「嬉しい!」
「助かった!」

そんな言葉です。

 

 

専門用語で
アイメッセージ
言いますが

 

 

感じたことを
素直に伝える言葉
です。

 

 

1人の人間として口にした言葉は、
相手の感じ方がまったく違ってきます。

 

依存を生まず
社員の自立を促す言葉です。

 

 

 

 

 

たとえば

子どもが門限を破って
帰宅したとします。

 

そんな場面だと

 

「何やってんだ!」
「連絡しないとは何事だ!」

 

と、怒ってしまいますよね。

 

 

すると子どもは

「だって…」

反抗します。

 

 

怒る気持ちに
無理はないのですが

 

怒る前に違う感情が
心に発生していたはずです。

 

 

 

 

それは

心配

 

 

 

なので、
それを素直に伝えるのが
アイメッセージです。

 

 

「すごく心配したんだよ」と。

 

相手は
受け入れてくれますよね。

 

上下関係でもないし
責めているわけでもないですから。

 

ビジネスの現場は
理性的であることをよしとしますが

 

やっぱり
人間の営みなのだから
人間らしさは大切だと思います。

 

人間の理にかなった
環境づくりが大切。

 

 

 

社長は、
褒める意味ではなく

 

気持ちが通う言葉
たくさん使ったほうが
良いと考えています。

 

 

まるで
子どもが使うような言葉
の方が、職場は活性化します。

 

なので
褒め言葉より
アイメッセージが有効。

 

アイメッセージの
良いところは
依存が少ないところです。

 

社長や上司に
褒められたいと願う人は
評価が行動原理になります。

 

自分の意志で
動いているとはいえません。

 

基準が親方だから
親方の限界が
集団の限界になっています。

 

これがとても
もったいない。

 

自分軸で行動している人は
褒められたくて
やっているわけではなく

 

自分で納得して
動いています。

 

だから上司が
思いつかないような
素晴らしいアイデアが出るんですね。

 

上下意識は
統制管理には
役立つと思いますが

 

自由で活発な
集団にするには害が多いのです。

 

部下を
コントロールするのは代償が大きい。

 

人として
「素でいる」のが
一番です。

 

 

子どもが口にするような
素直な言葉を
使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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