2019年1月24日
社長が知っておきたいコト
未来を創造する人は「どうして」ではなく「どうすれば」という言葉を使う。
未来を創る一番の方法は
嘘でもいいから
未来をでっち上げること
だと思います。
多くの産業や業界
企業が改善をどれだけしても
立ち行かなくなってきています。
もう、
従来の延長線上で
頑張っても未来が創れない。
そんな時は
過去からの流れを
どれだけ分析しても
反省しても
未来を創ることが
できないと思っています。
創造と想像は
表裏一体
まずは未来を
イメージすることから
始めるのが最良だと考えます。
未来を創る企業は
未来の話をしている。
創れない企業は
過去と現在の話が多い。
そんな特徴が
あると感じています。
現在起こっている
不都合なことを言われると
人はそれを
改善することを意識しますよね。
でも、その改善が
良い未来を創る要因であるとは
限りません。
最悪なのは
現在の不都合の話をすると
その原因を
人に求めちゃうことです。
アイツが
こう言ったから
とかね。
そうなると
意識が失敗の回避になり
とても未来創造に向きません。
未来を創造するためには
未来の話から始める
これが
鉄則だと考えます。
たとえば
以前にテレビで
コンビニのおにぎりの開発の話を
見たことがあります。
その考え方に
すごく感銘を受けたのですが
開発チームのリーダーが
先効果・後効率
という話をしていました。
どういう
事かというと
まず、
想像できる最高のおにぎりを
試作するそうです。
現実的な都合や
コストだとかはいっさい無視する。
とにかく
現実的にムリだと思っても
こんなのが
できたら良いな〜
と思う
最高をつくる。
試作ができた段階で
現実的な課題を
解決する方法を考えるそうです。
そうすると意外と
解決できちゃうそうなのです。
これが
現実的な事から話を進めると
最初からムリ
となって
良いものができない。
思考が
まず未来を描いて
後でそれを実現する
条件を考える
という
手順なんですよね。
この思考手順は
あらゆることに
応用できると思っています。
クレームが来たら
その原因を考える前に
それが嘘のようにない世界を想像する。
売上や利益が落ちたら
儲かってしょうがない
世界を想像する。
そんな思考が
明るい未来を創るのだと
考えています。
実は、
この話はわたしも
ある経営者に教えてもらったんです。
その時に
言われたことは
一生の財産になっています。
それは
「只石、今から使う
言葉を変えてみろ」
という
ひとことです。
当時、仕事で
上手く行かないことが多く
そのたびに
「どうしてかな?」と
深く考える
習慣がありました。
で、ある経営者に
相談をしたわけです。
その方は
わたしに答えは
与えてくれませんでしたが
その代わりに
こう言いました。
使う言葉を
『どうして』から
『どうすれば』に
変えてみろ。
これが効果抜群!
まったく
観える世界が
違ってきたんです。
たとえば
クレームが起きた時を
想像してほしいのですが
「どうして起きたの?」と
口にするのと
「どうすれば
なくなるだろう?」と
言うのとでは
脳の働きが
全く違うでしょ。
「どうすれば」と
口にした瞬間に
脳が解決に向けて
機動する感じがしませんか。
どうやら脳は
質問には素直に答えるという
性質を持っているようです。
高性能の脳に
どんな質問をするか。
で、答えが
まったく違ってくる。
「どうして?」と
問えば、
脳はその原因を
導き出すし
「どうすれば」と
問えば、
再発防止の
素晴らしいアイデアを
出してくれる。
高性能ゆえに
役に立つアイデアも
そうでないアイデアも
ちゃんとしたものを
出しちゃうんですよね。
だったら
得する方向に使わないと
勿体ないです(笑)
今、多くの企業が
産業の成熟期の影響で
これまでの手法が
通用しなくなってきています。
そんな時に
求められるのは
想像からの創造
問題・課題を抱えた時は
嘘でもいいから
理想の未来をでっち上げる
これを
1人ではなく
複数のスタッフの脳を
借りてやれば
凄いことに
なりそうですね!
関連記事
- 2020年4月27日 コップの中から出る「ノミの法則」
- 2019年9月18日 敗者と勝者の2つの特徴。
- 2019年2月14日 追われるより追いかけろ!
- 2019年1月22日 社員に頼らないのは社長の傲慢。