2020年7月31日
仕事術のコト
ゴールをもっと先に設定して突き抜ける癖を。
帰宅するまでが旅行。
下山するまでが登山。
集金するまでが売上。
面接は会社を出るまでが面接。
リバウンドするまでが
ダイエット(笑)
などと
言われるように
私たちは
あとちょっと!
というところで
気が抜けて
ミスをしてしまいがちです。
昨日、
営業支援先の
取引先へ配達に行った時に
入れたつもりの商品が
間違っていて
もう一回、
工場と納品先の
往復をしました(汗)
でも、
納品先の担当の方から
「明日でよかったのに
もう来てくれたんですか!?」
と、逆に驚かれて
それはそれで
間髪入れずに実行したことが
よかったのかなと。
水泳金メダリストの
北島氏に
勝負脳の講義を
したことでも有名な
林成之医師は
脳の習性について
次のように言っています。
ーーーーーーーーーーーー
人間の脳は
「終わった」
「まあこれくらいでいいかな」
「だいたいできたな」
などと考えると
「もうこのことは
考えなくてもよい」と
判断します。
実際はまだ
仕事が終わっていなくても
「そろそろ終わる」と
考えることは
脳にとって
完了を意味し
脳の血流が落ちて
思考力や記憶力が
ガクンと
下がってしまうのです。
ーーーーーーーーーーーー
脳にはこんな
習性があるんですね!
最後の最後まで
気を抜かない。
言葉で言えばカンタンですが
脳の特性を知ると
なかなか強敵です。
最後まで気を抜かず
やり遂げられるように
するためには
ちょっとしたコツがあって
それは
ゴールを
もっと先に設定して
突き抜ける癖をつける事です。
到達しよう!
到達しよう!と
するのではなく
突き抜けるイメージを
徹底的に焼きつけること。
たとえば
100m走の場合
ゴールの1m先、
101mを
意識して走る感じです。
100やる仕事を
苦労しながらなんとか
95までやってきて
やれやれ
残りあと5つだ…。
こういう状態が
一番危険です。
また
98までは
平常心でいられても
残り2つか
1つというところで
緊張してしまう場合もあります。
「百里を行く者は
九十里を半ばとす」
とは
百里の道を
行くとしたら
90里を半分の地点だと
意識するべきである。
という意味です。
何事も
終わり間際が最も困難。
なので
9分通りの所を
半分と心得て
もう一度
突き抜けたところに
ゴールを再設定していきましょう!
よく
「夜明け前が一番暗い」と
言われますが
それはこのことを
指してもいるんですね。
まだ暗いのに
鳥の鳴き声で
「もうすぐ夜が明ける」と
分かると
ふと安心してしまう。
しかし
まだ実際には
明けていないので
思いのほか
暗いと感じるわけです。
気持ちと実態の
ズレが起きたときに
人間は
ミスや想定外のことを
起こしがちです。
いつも到達ではなく
突き抜ける癖を
つけていきましょう!
そして
最後に一言。
習慣化するまでが成功です。
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