2021年12月14日
習慣化のコツ
習慣に潜む「ニーズ」と「ウォンツ」
Vol.1188
2021年12月14日(火)号
あなたは、
「ニーズ」と
「ウォンツ」の違いを
知っていますか?
習慣がうまくいかない人は
「ウォンツ」を
目標にしている場合が
多いことに気づきました。
習慣で重要なのは
明確な「ニーズ」です。
たとえば
あなたは、
お腹が減っていたとします。
そこで
商店街を
ぶらぶらと歩して
飲食店を探します。
あなたは空腹なので
「何かを食べたい」と
考えている。
この状態が
「ウォンツ」です。
そして、あなたは
商店街を
歩いているうちに
「ハンバーグが食べたいな」と
思ってきました。
そこで、
おいしそうな洋食屋さんを
見つけました。
このときの
「ハンバーグが食べたい」
という感情が
「ニーズ」です。
さて、
「ニーズ」と「ウォンツ」
より強力なのは
どっちかというと
「ニーズ」ですよね。
「ウォンツ」は
対象が曖昧ですが
「ニーズ」は
対象が明確になっているので
明確さはパワーです。
この
「ニーズ」と「ウォンツ」の関係は
習慣にも
当てはまります。
たとえば、あなたが
「何か良い習慣を身につけたいな」と
思っていたとします。
そこで、
あなたは
早起きを
習慣にすることに
決めたとします。
早起きをしたい。
これは一見、
対象が明確なので
「ニーズ」のように
思われるかもしれませんが
「早起きがしたい」が
目標に
なっているだけだと
早起きは難しいものです。
なぜなら、
「早起きを習慣にしたい」
というのは
「ウォンツ」だからです。
「ウォンツ」という事は
対象が曖昧でしたよね。
では、
「早起きを習慣にする」
という目標の
「ニーズ」は何でしょうか。
もちろん、
これは人によって
違うのですが
私の経験からいうと
早起きを習慣にしたい人の
一番の「ニーズ」は
「時間が欲しい」でした。
時間は、
自分の習慣に充てる
時間だったり
本を読む時間であったり
運動する時間であったり
するわけです。
それらの時間を
確保することにより
自分が目指す
時間の使い方が
できるようになる。
それこそが
「早起きを習慣にしたい」
という曖昧な
「ウォンツ」の下に眠る
「ニーズ」なんですね。
あなたも
習慣に対するものが
「ウォンツ」なのか
「ニーズ」なのか
一度見てみるといいですね。
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