2019年9月28日
目標設定術
結果を決めて原因をつくる。
昭和40年に
日本で最初に
完全週休2日制を導入したのは
松下電器産業
(現パナソニック)です。
他の国内企業が
採用するのは
55年ごろからですし
官公庁は
平成4年に導入ですから
いかに松下が早かったか!
しかし、
幸之助氏が
導入を決意した昭和35年、
会社が儲かって仕方ない!
というような
状態だったか?
というと
そうではありません。
むしろその逆!
「余裕があるから
2日は休みにしよう」
ではなく
「余裕がないからこそ
2日休みにして
5日間の生産性をあげよう」
としたわけです。
当初、労働組合は
「そんなうまい話はない」と
反発します。
幸之助氏は、
6日でやっていたことを
5日で済ますため
「10分かかっていた電話は
3分にしろ」と
効率化を求めます。
「ただ2日休むわけではない」と
述べて
1日はしっかりと休むが
残りの1日は
自分を高める時間にあてる。
「1日休養、1日教養」と
心構えを示します。
昭和39年の
東京オリンピック後の
反動不況で業績が悪化。
実現が
危ぶまれましたが
幸之助氏は
「うまくいかないときは
松下がつぶれるときだ。
日本の扉を開く気持ちでやる」
と述べ、
この言葉通り
完全週休2日制を導入し
「世界の松下」と
呼ばれるまでになりました。
たとえば
農作物は
収穫日を決めてから
種まきする日を割り出します。
同じように
「あるべき姿や成果(結果)」を
先に決めてから
行動を開始
(原因をスタート)させることが
成功の秘訣ですね!
結果を決めて
原因をつくる←ココ重要
材料を集めて→料理を作る。
ではなく、
料理を決めて→材料を集める←ココかなり重要
結果を決めて、迷いを断つ。
未来を決めて、過去を断つ。
覚悟を決めて、退路を断つ。
なかなか
チャンスが
来ない人というのは
退路を
断っていないことが
多いです。
退路を断たないと
ゴールが鮮明になりませんし
目標が明確でないから
チャンスが
訪れないというわけですね。
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