2021年12月12日

習慣化のコツ

習慣化のハードル「天使と悪魔」の囁き。

Vol.1186

2021年12月12日(日)号

 

 

 

私たちの心の中には

正しい行動をしたい気持と

面倒くさがりやの
気持ちの両方があります。

 

わかりやすく言うと

「天使と悪魔」の

自分がいる
ということです。

 


たとえば、
飲み会が終わったあとに

 

毎日書いている
日報の習慣が未完了に
なっていたとしましょう。

 

1次会で帰って帰宅すれば

イチニチの
振り返りとして
日報を書けますが

 

 

1次会が盛り上がり

「2次会も行こうよ!」と

誘われました。

 

当然あなたも

「2次会に行ったら
 楽しいだろうな・・・」と

思うわけです。

 

 

さあ、ここで
習慣化が続くかどうか

「イレギュラーのハードル」が

やってきた瞬間ですね。

 

 

このように

迷ったときに心の中で

 

「天使と悪魔」が

100人規模で
バトルするわけです(笑)

 

 

天使は

絶対やったほうがいいよ。
これまで
頑張ってやってきたじゃないか?
もし、やらなかった時に
後悔してもいいのか?

主張してくれます。

 

 

しかし、悪魔が

もう1次会で飲んじゃってるし
今さら日報なんていいって。
また明日からやればいいんだし
今日は楽しもうよ!

 

言ってくれるのです。

 

 

すると、なんとなく

 

悪魔のほうが
もっともらしく
聞こえてくるんですよね(笑)

 

 

 

こうなると、
パワーバランスが崩れて

「まっ、いいか。
 とりあえず2次会いこう!」

 

となってしまいます。

 

 

このようなときの
心の中のバランスは

・天使0:悪魔100

みたいなイメージだと
思うかもしれませんが

 

 

おそらく実際は、

・天使49:悪魔51

くらいの差なんですね。

 

 

わずかな
差なんですが

 

残念ながら
悪魔が勝利してしまい

続かなくなっていきます。

 

 

 

 

私たちは、頭の中に

「今日はできない」

という
言葉が多くなると

 

 

「なぜできないのか?」

という理由を
集めてしまいます。

 

 

たとえば

・やっぱり自分は続かないんだ

・意思が弱いし

・今まで続いたためしがないし

・とにかく疲れてるし

・「ノリと勢い」が大事だし

みたいに。

 

このような
マイナスの言葉がやってきて

 

「できない理由探し」を

してしまいます。

 

 

それが、
できない理由を
もっともらしいものに
仕立て上げるのです。

 

結果、
続けないほうを
選ぶこととなります。

 

 

一方で、続く人は

違う言葉がけをしています。

 

 

その際に、

質問の方向性が
先ほどとは違っていて

なぜできるのか?

質問しています。

 

・数分のことなんだから
 少しでも手をつけて
 明日に繋げよう

・せっかく
 うまくいってるのに
 ここで習慣を
 途切れさせてしまったら
 もったいない

・「継続は力なり」だし
 細くても糸を紡ごう

といった
言葉が出てくるのです。

 

 

人は質問されると

答えようとする
性質があります。

 

 

なので、

なるべく
続ける理由が出るように

質問をしてあげると
いいでしょう。

 

天使が51になるためには

言葉の量と質がポイントです。

 

 

それが
一定数を超えると
パワーバランスが変わります。

 

それを
何度もくり返しているうちに

徐々に天使たちが増えていき

続ける方が当たり前に
なってくるんですね。

 

 

うまくいっている人は

この

「ポジティブな問いかけ」と
「できる理由探し」を

自然にやっているのです。

 

これが
「イレギュラーのハードル」などが

やってきても

習慣化できる人と

そのハードルに
負けてしまう人との違いです。

 

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